とにかくやってみよう! 後ろ合掌スクワット
腎の機能をつちかうために後ろ合掌スクワットを
命門[めいもん:第2腰椎棘突起(きょくとっき:背骨の出っぱり)の
すぐ下]を覚えましょう。このツボは背中の中央のライン(督脈:とく
みゃく)の上にあって、腎機能(精すなわち生殖の精と五臓六腑の
精を蔵すなど)を調整するために活用したいツボです。そのため
の道具は鍼とは限りません。ご自分のからだの動き自体を「道具」
として用いるのです。命門のツボは腰の後ろで、手のひらを合わせ
て、手を上の方に反転させると、ちょうど指が当たる所と考えます。
この反転動作がなかなか難しいかもしれませんが、最初から完璧
に行おうとせず、少しずつ慣れていくつもりでやってみます。さらに
後ろ合掌をしながら、脚の全体を使うスクワットを行います。立った
姿勢で、足を肩幅に開き、つま先は自然なハの字にして、つま先と
膝が同じ方向、つま先よりも膝が出ないようにします。後ろに仮想
した椅子に坐るように、息をはきながら、膝を曲げていきます。息を
はききったら休まずに続け、背中に反動をつけず、できる限りゆっ
くり膝を伸ばして戻ります。この鍛錬を行うことによって、腰や膝に
症状が出るのを予防することができます。しかし、症状が出ていて
痛みや重さがあるときは、我田引水になり恐縮ですが、他の道具、
はりきゅうを使う無邪氣治療を受け、腎にたまった邪氣をとり、ある
程度の改善をしてから、行うとよいでしょう。けっして無理をせずに、
毎日少しずつでも、できたという達成感を楽しみながら行うことが、
腎機能の養生と症状の予防には大切です。
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